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◆理事長所信表明◆

一般社団法人一関青年会議所  

2022年度理事長所信

第67代理事長 阿部 勇太

 

 

 【はじめに】

およそ事業は、みだりに興すことあるべからず。 思いさだめて興すことあらば、“遂げずばやまじ”の精神なかるべからず。 この言葉は、大槻玄沢、大槻磐渓、大槻文彦の一関が誇る偉人を輩出した名門大槻家で 受け継がれてきた言葉です。 そして、「遂げずばやまじ」の精神は、一関青年会議所が活動、運動をしていくうえ で重要な根幹であり、先輩諸氏から私たちに今なお受け継がれています。 私がこの言葉を初めて聞いたのは、2012年に入会した時でした。 「遂げずばやまじ」に感銘を受け、私なりに「むやみに事業をするのではなく、地域課 題と向き合い、その課題を解決して地域をさらに良くしたいという明確な気持ちと実行 力を持ち、成し遂げるためには知力も体力も尽くすこと。」だと解釈をし、これまで精 力的に活動してまいりました。 社会情勢が目まぐるしく変化し、混沌とする世の中だからこそ私たちは今一度「遂げ ずばやまじ」の精神を胸に刻み、明るい豊かな社会の実現を目指して運動を展開してま いります。

 

【地域内経済循環を加速させ持続的で自立した地域へ】

一関市の総人口は、11万2,639人で65歳以上の高齢者は41,830人で高齢者 率は37.1%、3人に1人が高齢者となっています。(令和3年4月1日現在) 一方で、生まれてくる子どもは過去5年平均で590人、女性が生涯に産む平均子供数を 推計した合計特殊出生率では1.50人となり、少子高齢化が加速しています。 また、一関市民の昨年の平均所得は257万円で、ここ数年ほぼ横這いとなっており、金 銭的な理由も少子化を一層加速させることにつながっております。 合わせて、転出に伴う人口の動きを見ると平成23年を除いては転出数が転入数を上回 る転出超過が続いており、10代後半から20代前半が多く原因として進学や就職の時期 にあたる転出が多い現状があります。 これらが及ぼす影響は、各産業における労働力不足、消費者の減少による地域経済への 影響や担い手不足、後継者不足による地域文化の継承に支障をきたす恐れがあります。 このような中、一関市では人口減少対策として移住定住施策の展開や高校生以下医療費 無償化など子育て施策の充実、UIJターンの促進による雇用の場の創出などを掲げ、取り 組みを進めておりますが、現在も人口減少や人口構造の変化に歯止めがかからない状況が 続いております。 さらに、2020年の初めから全世界に感染が拡大した新型コロナウイルス感染症によ り観光客の減少や消費活動の低迷など、地域経済に大きな影響を及ぼしています。 この地域で将来、結婚をして子どもを産み、育て、そして若者たちが一関市に定着するた めには、働く場を増やし、稼ぐ力を強め、いま地域外に流れている「ひと、もの、かね」を 1%でも多く地域に残し続けることが持続可能で豊かな地域社会の実現への第一歩だと考 えます。 地域で消費するエネルギーや食べ物、お金や雇用など、地域にとって必要不可欠なものは 少しずつでも地域で生み出していくという「地消地産」を多くの方々に理解していただくこ とで、循環型の地域社会を一関市に根付かせ、そこから質的に高い価値を追求していくこと を地域内経済循環の仕組みとして、持続的で自立した地域の創造を目指します。

 

【大量生産、大量消費、大量廃棄型社会から循環型社会へ】

持続可能な社会を築くためには「環境」がすべての土台にあります。 温室効果ガスによる地球温暖化の進行は、異常気象による自然災害の増加など多くの危険 性を抱えております。 それを受け一関市は2021年2月に、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目 指すことを宣言しました。 私たちが、この地域で将来にわたって住み暮らすために地球温暖化の原因となる温室効 果ガスの排出量削減は向き合わなくてはならない課題です。 環境に関する人々の意識を高め、消費行動を変え、経済活動が環境に良い影響を与える好 循環を作り出し、従来の大量生産や大量消費、大量廃棄を伴う社会経済活動のあり方を見直 し、循環型社会づくりに取り組んでいきます。

 

【地域の未来を創り出す青少年の育成へ】

次世代を担う子どもは、地域の宝です。 心豊かで社会に貢献できる青少年を育てていくことは、この一関市を持続的かつ、魅力あ る地域にしていくために必要であり、いかに経済的な循環を作り出しても将来の地域を担 う人材がいなくては成り立ちません。 青少年に気づきを与え、自発的な思考を育み、能力開発と成長の機会を与える運動を展開 し、地域の未来を創り出す青少年を育成してまいります。

 

【地域文化の継承と質的価値創造】

一関夏まつりは、一関の夏を華やかに彩り、賑わいの創出や市民の一体感の醸成に向けて、 市民が誇りをもち取り組んでいる一大イベントであります。 一関夏まつりで開催されている「二代目時の太鼓大巡行」は、1975年に一関青年会議 所が20周年を迎えた年に一関青年会議所の有志による、「時の太鼓市民の会」の発足を起 源としており、歴史の中に埋もれてしまっていた時の太鼓の文化を市民に伝え、郷土愛を醸 成するとともに「他のまちに真似できないまつりを作る」ことで地域に賑わいを生み出すと いう、先輩諸氏の熱い情熱により実現された歴史をもつものであります。 しかし、コロナ禍により、一関夏まつりが2年連続で中止となり、今後も収束が見通せな い中において、「時の太鼓」がもつ歴史と文化をどのように活用し、発展させていくか真剣 に考えることが必要です。 地域の歴史や文化に対する市民の関心を高めることで郷土愛が醸成され、担い手の増加 や地域の活力向上につながると考えます。 私たちは、一関夏まつりでの地域文化や歴史の継承活動のほか、さまざまな機会をとらえ て、先人たちが培ってきた知識や想いを次世代の若者たちに引き継ぐ活動を行います。 また、「時の太鼓」という文化を質的に高い価値と捉え、新たなる経済循環の創出にも取 り組んでまいります。

 

【持続可能な組織を目指して】

持続可能な組織を実現するためには、私たちの運動に共感し、共に活動していく仲間が必 要です。 志を同じくする多くの仲間で知恵や行動力を結集することにより、大きな運動を巻き起 こすことができます。それによって生み出される効果は、より大きな価値を創出できます。 積極的に活動、運動の情報発信をし、共に地域の価値を高める仲間を増やしていくために 会員拡大に努めてまいります。

 

【結びに】

私たちが事業を行うことで、まちをより良くしていくことは可能なのか? まちをより良くする事業とはどういうものなのか? まちを変えていきたいという意思だけでは何も変わりません。 失敗を恐れずに果敢に挑戦し、実行していかなければ、まちを変えることはできません。 そして、私たちが目指す事業とは、多くの市民の意識を変え「まちをより良くするために 私たちもやりたい」という行動の変化と共感を与えることです。 それこそが、地域社会に好循環をもたらし、まちを持続的により良い方向へと導き、発展 させていくことだと考えます。 まちに住み暮らす人たちと共に「自分たちのまちは自分たちの力で変えていく」という土 着力を持って、地域に笑顔と希望が溢れる事業構築をし、運動を推進してまいります。

1年間よろしくお願いします。

■スローガン


■基本理念

 地域の価値を追求し、循環型地域社会「一関」の創出


■基本方針

 ・ 地域が“価値残る”ための循環型地域社会の創出

・ 地域内経済循環の普及、促進

・ 地域環境に即した、脱炭素社会を推進

・ 地域の未来を担う青少年育成

・ 地域文化の継承と質的価値創造

・ 持続可能な組織を実現するための会員拡大の実践



■2022年度

第67代理事長 

   阿 部 勇 太

■2022年度 スローガン

■お問い合わせ

TEL: 0191-23-8639

FAX: 0191-23-6451

mail: iseki78jc@mx4.et.tiki.ne.jp

■住所

021-0881

岩手県一関市大町4番29号なのはなプラザ4階



■information



■link


■概要

設立

 1955年10月09日

認証

 1955年10月16日

認証番号

 78番

社団法人認可

 1974年03月05日

一般社団法人認可

 2013年10月09日

認可順位

 115番


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